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ツースロックビット

独自のベアリング技術の採用により、長寿命ビットを実現

一つのビットで、いかにより速く、より長く掘削できるか。これは地層掘削を効率的かつ低コストに進める上で最も重要な命題の一つです。株式会社 ティクスTSKでは、国内トップメーカーとしてこの命題に応えるべく新しいビットの開発はもとより、難掘地層をはじめとする困難な状況を想定した技術研究に積極的に取組んでいます。

その成果の一つが、X型軸受(ジャーナルフローティングベアリング)です。
耐ガジリ性に優れた軸受合金を採用することで、大きな衝撃荷重や高速回転に耐えうる軸受を実現。さらにAPI-Q1に基づく厳しい品質管理により高品質を維持しています。その結果、ビットの生命とも言える軸受の耐久性を飛躍的に向上させ、これまでにない高耐久、長寿命のビットが誕生。掘削コストの低減にも大いに役立っています。


ベアリング構造について

ノンシールドローラー軸受

ボールベアリング、ローラーベアリングで構成されたノンシールドローラーベアリングです。
主に掘削深度の浅いところに使用される大径ビット又はシール構成不可能な小径ビット及び軽荷重用ビットに使用されます。

スチールツース用Z型軸受(ローラーベアリングロータリー仕様)

シールプレートによりベアリング内部に泥水が侵入するのを防ぐ構造のシールドローラーベアリングです。
スチールツースビットの軸受に使用されています。

歯先硬装について

SS型

(IADC:111、114、115、116、117)
歯高は高く、歯幅も大きく、広い歯間スペースと大きなオフセット量により、圧縮強度が小さくて非常に軟質な地層に於いて、高い掘進率が得られるは形状となっています。
(注:ゲージ面及びインナーツースの背面も硬装)

S型

(IADC:121、124、125、126、127)
SSに次いで高い歯高と大きな歯幅を有し、広い歯間スペースと大きなオフセット量により、圧縮強度も小さくて軟質な地層を掘削するのに最適な歯形状となっています。
SSと比較して、歯数が若干多くなっています。
(注:ゲージ面及びインナーツース背面も硬装)

MSS型

(IADC:131、134、135、136、137)
適当な歯の高さと歯幅を有し、ゲージ歯をT形状とすることによりSS,Sよりもゲージ面を補強してあります。
適量な歯間スペースにてやや硬さを有した中軟質な地層を掘削する歯形状になっています
(注:ゲージ面及びインナーツース背面も硬装)

MS型

(IADC:211、214、215、216、217)
中程度の歯高で、歯間ピッチも小さくT形状になったゲージ歯にて、中軟質で中程度の強度を有する地層を掘削する歯形状となっています。
(注:ゲージ歯面及びインナーツース背面も硬装)

MH型

(IADC:231、234、235、236、237)
やや低めの歯高で歯間ピッチとオフセットも小さく、T形状のゲージ歯にて中軟質でやや研磨性のある地層に於いて圧砕と掘り起こし掘削を行う歯形状となっています。
(注:ゲージ面及びインナーツース背面も硬装)

H型

(IADC:321、324、326)
歯の高さ、歯数はHS型と変わらないがゲージ歯の耐摩耗対策として、ゲージ歯を2または3枚続きとし、硬くて研磨性の強い地層を高荷重にて圧砕するのに適した歯形状となっています。
HS型と同様の理由によりゲージ面のみ硬装で、インナーツースは硬装していません。


歯列配置の設計

様々な地層に合わせ掘進率と寿命が最適になるように歯型のレイアウトの設計を行なっております。
東京本社
柏崎工場
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