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技術情報

最適化されたビットを目指すために

製品の試験や、ロックビットの回収を通してお客様の声を常に聞き、製品の品質向上や改善、新規提案を行なっております。

解析

流体解析(Fluid Simulation)



新規でビットを制作する場合やノズル角度、水路の形状を変更した場合、水路内部及びカッター周りの水の流れについて流体シミュレーションを行い確認と検討を行っております。
使用条件、並びにノズルの形状によってノズルとの結合部でエロージョン(浸食)が発生する場合があります。エロージョンが成長するとボデー側面から穴が開いて(ウォッシュアウト)、クリーニング性能の悪化、並びに最悪の場合ノズルの脱落に至る可能性も否定できません。流体シミュレーションと合わせて衝突シミュレーションを行い水路の最適形状を検討し製品にフィードバックしています。

強度解析(Intensity Simulation)



ロックビットには様々な力がかかります。
そこで部品を組み込んだモデルで強度シミュレーション、部品単体での強度シミュレーションを行っております。
それらで得た情報を製品へフィードバックし壊れにくく長持ちするロックビットを生みだしています。

ビット試験機紹介動画

当社は、ロックビットの掘削試験機(最大荷重20ton、最大回転数400rpm)を有しています。
新規開発時には、フィールドテストを実施する前のラボ試験として、実際の岩石を掘削しています。
硬装(Hard Facing)材の摩耗性評価試験も行っております。


ベアリング試験機とビット分解調査

ベアリング試験機

ベアリング試験機ではロックビットにかかる実際の過重や、想定を超える過重をかけベアリングの性能試験や耐久性試験を行っております。
新規ベアリングの開発もスタートしました。

ビット分解調査

実際に使用されたロックビットを回収し分解調査を行っております。掘削現場でヒアリングを行い、外観検査(インサートも摩耗やゲージ径など)、内部を分解してベアリングの状態、グリスタンクの様子などを検査します。
そこで得られた情報をお客様に伝え、地質に合わせた最適なロックビットを提案させていただいております。

KEYENCEアジリスタ(樹脂造形3Dプリンター)導入

2022年9月に新規導入されました3Dプリンタです。内部構造の可視化や、研究開発に役立つものです。透明で作られ内部がしっかりと見えます。アクリルにウレタンを配合した樹脂は靭性に優れ、耐久テスト用試験材の製作に一役買ってくれます。
こちらで試験内容や造形物を都度更新してまいります!
東京本社
柏崎工場
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